IBCからのお知らせ
観光業界を志望する方へ「観光業界の回復に向けて」西鉄グループの指針
新型コロナウイルス感染の終息が見えない今、進路を決めるうえで、観光業界への就職が不安になり、どのような進路選択をすべきか悩んでおられる方が、たくさんいらっしゃると思います。そこで「観光業界の回復に向けて」、西鉄グループの方針と株式会社西鉄ホテルズ シティホテル事業本部取締役本部長兼西鉄グランドホテル ソラリア西鉄ホテル福岡総支配人 十時 寛治様からコメントをいただきました。今後の進路の参考にしてください。
「西鉄グループの指針」
西鉄グループは、「出会いをつくり、期待をはこぶ」という企業理念に沿って、お客様に喜んでもらえる事業を行っています。現在、ホテル業界や航空業界など、人々が移動することによって成り立っていた業界は、新型コロナウイルスの影響を大きく受けています。しかし、新型コロナウイルスによる自粛生活が始まってから約1年半がたち、人々の観光意欲が高まっているいま、ポストコロナでは観光需要が人の移動を回復する大きな原動力になると思われます。ワクチン接種が進み、コロナと共生する状況になった後の観光需要を想定して、事前に準備する必要があります。観光需要は九州全体の活性化の源であると考えています。この状況は当面続くと思いますが、各自治体や他の事業者とも連携して、福岡・九州の魅力を発信し、九州全体の観光産業も活性化させていきたいと考えています。
「ポストコロナとホテル業界の展望」
株式会社西鉄ホテルズ シティホテル事業本部取締役本部長兼西鉄グランドホテル ソラリア西鉄ホテル福岡総支配人 十時 寛治
今現在、我々のホテル業界は、世界的な新型コロナウイルス感染症により、
かつてない未曾有の局面に遭遇しています。国交の渡航制限による訪日旅行客の減少、「緊急事態宣言」による他県への移動自粛、営業時間の時短要請による飲食店の減収等、観光業界・ホテル業界にとっては正に逆風の風が吹き荒れている状況です。
そう言った状況の中で私共のホテルでも、この約1年半を色々な手立てを講じながら厳しい難局を乗り越えてきました。ただ、これから近い将来、早い段階でワクチン接種が進み、その確立と共に感染者の数も減り、観光業界も経済も急激な回復をみせるものと確信しております。国や自治体でも旅行・観光業22兆円規模(2018年統計)の産業を支えるべく「GoTo トラベル」「地域観光事業支援」等の支援活動にも力を入れ
観光意欲が高まっている今、旅行者への今後にも備えている状況です。
私共の(株)西鉄ホテルズでもポストコロナを見据えて既に今年(2021年)2月に、札幌に「ソラリア西鉄ホテル札幌」を新規開業致しましたし、2023年には更に国内に1店舗、海外にも1店舗の開業を予定しております。
近い将来、必ずやこの状況は終息するかと思いますので、その時の為に我々は今しっかりと準備を重ね、観光需要の回復と共に、また活気ある、夢のあるホテルづくりを目指していきたいと考えております。